1月6日から二十四節気は小寒です。

寒に入り、寒さがつのる頃です。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

1月8日
大麻暦奉製始祭
御師の配った伊勢暦の伝統を受け継いだ暦を作り始めます。季節の移り変わりを正確に知り、農業や漁業の好機が記述されているため、農林漁業関係者などに広く活用されています。

1月11日
一月十一日御饌
天照大御神、豊受大御神をはじめ、125社の神様が一堂に会する日に御饌を奉ります。例えると神様の新年会です。伊勢神宮内宮の四丈殿にて10時より執り行われます。13時からは神楽殿横の五丈殿にて「東遊(あづまあそび)」という神楽が舞われます。

1月7日
人日(じんじつ)の節句
江戸時代に定まった五節句の一つです。七草を食して無病息災を願いました。
おかげ横丁のすし久でも七草粥をご用意しています。

1月13日
弓祭り
鳥羽市の菅島神社で行われる大漁を祈願するお祭りです。
「ゆみこ」と「つかい」に別れ、紙を貼った木の枠の中央に鬼の字を書き、上から米の白粉で塗りつぶした的に「ゆみこ」と呼ばれる射手が矢を射ます。矢を射終わると的の紙をはぎ、その紙片を皆で分け、各自が神棚へ供えます。

1月14日
湯立神事
二見町にある営野神社で執り行われる神事で、直径約1mの大釜で井戸からくみ上げた水を煮立て、神職が煮えたぎる釜の中にクマザサを入れ左右左に振り上げ、その熱湯を全身で浴びると、1年間無病息災で過ごせると言われています。

1月17日
弓の事始め
一年の初めに弓を引き、国家平安、家内安全、豊作、大漁などを祈るもので、三重県内でも多くの神社で行われています。
おかげ横丁の近くにある宇治神社では寒冷な空気の中で行なわれます。


植物・自然

梅や蝋梅、椿、福寿草などがそろそろ咲き始める頃です。

寒ブリや寒しじみ、鯉などが美味しい季節です。

 

2024年1月11日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より