2月4日から二十四節気は立春です。

暦の上では春です。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

2月11日
建国記念日
神武天皇が橿原の地に宮を立て初代天皇に即位した日、両宮をはじめ各宮や神社に大御饌を奉り国の弥栄を祈ります。

2月17日~23日
祈年祭
「としごいのまつり」とも言い、「とし」は五穀、特に稲のことを指します。
春の耕作を始めるにあたり、天皇陛下が五穀の豊穣をお祈りされるのに際し、神宮では天照大御神をはじめ神々に大御饌を捧げてお祈りします。
他の神社では必ずしも祈年祭とは言わずに、豊作を祈る催事が2月中に行われます。

2月23日
天長祭
天皇陛下の誕生日を祝して皇室の弥栄と国の安寧を祈ります。

2月中旬~
御頭神事
伊勢市高向、村松、東大淀などで行われる獅子舞です。
元々悪霊や疫病を払う獅子舞はインドが源流で、仏教と共に中国に渡り、朝鮮半島を経て日本に伝わりました。
旧外宮領にしかありません。
高向御頭神事は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

2月11日
ごんぼ祭り
津市美杉町に古くから伝わるお祭りで五穀豊穣、子孫繁栄と家族円満などを願い行われます、名前の由来は、味噌であえたゴボウを神社にお供えするところからきているそうです。
1975年に三重県指定無形民俗文化財に指定されています。

2月11日・12日
正月堂・修正会(しゅしょうえ)
伊賀市島ケ原で春を呼ぶ行事として親しまれています。奈良にある東大寺二月堂のお水取りに先駆けて厳修される厄除け大餅会(だいひょうえ)式です。大餅会式という庶民的な行事と、達陀をはじめとする厳粛な儀式が合わさったユニークなもので、五穀豊穣と除厄を祈り、島ヶ原では「せきのと」と呼ばれて親しまれています。
1954年に三重県の無形民俗文化財に指定されました。


植物・自然

植物・自然
椿や梅の花が見頃を迎え、鈴鹿の森庭園(鈴鹿)やいなべ市農業公園の梅(いなべ市)、結城神社の梅(津市)などおすすめスポットで梅まつりも行われます。

今ではあまり見かけませんが、麦踏みをする姿も見かける時期です。麦踏みには、根張りを良くし、過繁茂を抑制し、凍霜害を軽減するなどの効果があります。
三重県の小麦の生産量は全国5位です。

春の到来を告げるうぐいすが「ホーホケキョ」と鳴き始めます。

 

2024年2月4日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より