2月19日から二十四節気は雨水です。

雪や氷が解け雨水となります。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

2月23日
天長祭
天皇誕生日に御長寿と国民の平安を祈ります。

3月6日・7日
初午(伊勢 松尾観音)
2月最初の午(うま)の日に行われるお祭りや風習を指す地域が多いですが、伊勢では旧暦の2月(現在の3月)最初の午の日に災難除けを祈願すると1年を無事に過ごせると言われています。また、厄年に関係なく多くの方が参拝します。

3月9日・10日
宵宮・本祭(松阪 岡寺山継松寺)
岡寺山継松寺は天平15年に聖武天皇の勅命を受け、行基菩薩によって創建されたと伝わります。御本尊は如意輪観音、日本初の厄除け観音と言われています。
厄をはじきさるという意味の「猿はじき」や厄をねじ伏せる「ねじりおこし」が有名です。

3月1日~14日
東大寺修二会
春の訪れを告げる行事として知られています。
お松明は、本来、二月堂に上堂する練行衆の道明かりとして灯されるので、12日の籠松明が有名ですが、修二会期間中の3月1日~14日まで毎日あげられています。この松明は、およそ760年前から伊賀国一ノ井(現在の名張市赤目町一ノ井)の地より、毎年調進しています。

3月3日
ひなまつり
女の子の健やかな成長と健康を願う五節句の一つです。
ひな人形を飾ったり桃の花を供えたりします。行事食としてひなあられやひし餅、ちらし寿司などがあります。


植物・自然

猫柳(ねこやなぎ)
河原に育つ川柳(かわやなぎ)とも言い、黒や赤もあります。猫の尻尾に似ているので別名「ネコジャラシ」とも呼ばれています。もこもことしているのは花穂です。

ウグイス(春告げ鳥)
よく聞く綺麗な鳴き声はオスで、縄張り宣言とエサを運ぶメスに対する安全保障として2月初旬~8月頃まで鳴きます。ウグイスは、一夫多妻なので次々と変わるメスにヒナが生まれます。

山々に霞がたなびく季節です。霞と霧は区別がつきませんが、霞は春の季語、霧は秋の季語です。
立春から春分までの間に吹く風速8mの強い風のことを「春一番」と言います。この言葉は能登半島や志摩半島の漁師たちが言い始めた言葉だそうです。

 

2024年2月19日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より