12月7日から二十四節気は大雪です。

暖かい地方でも雪がちらつく頃です。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

12月15日~25日
月次祭(つきなみさい)
12月の月次祭は、10月の神嘗祭・6月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれる神宮の最も大切な祭典です。
30品目にも及ぶ由貴大御饌(ゆきのおおみけ)を神様に奉り皇室の弥栄、国家の安泰、国民の安寧を祈ります。
祭典は、両正宮に引き続き12月25日まで、別宮をはじめ摂社、末社、所管社に至るすべてのお社において行われます。

12月8日
針供養
使えなくなった縫い針を神社に納め、供養する行事のことです。
昔は、針仕事は女性にとって重要な仕事だったため、折れた針や古くなった針に感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐やこんにゃくに刺し、裁縫の上達を願いました。

12月13日
正月事始め
正月を迎える準備を始める日です。年神様をまつる準備のため、「煤払い」「松迎え」などの正月の準備にとりかかる日とされています。


植物・自然

椿(つばき)
日本のバラとも言われている日本原産の椿(藪椿)。朝鮮半島・中国の一部・台湾にもあります。学名はカメリア・ジャポニカ。

冬鳥
寒すずめ(ふくら雀)、シジュウカラ、ツグミ、アトリなどの冬鳥を見かけるようになります。

冬は空気が澄んでいて他の季節より星空がきれいと言われています。
南東の空に冬の大三角(ペテルギウス、シリウス、プロキオン)がきれいに見えます。また、おうし座にある「すばる」もよく見えます。肉眼でみると5~6個の星の集まりですが、双眼鏡では100個近くの星がバラバラっと集まって見えます。
暖かくして星空を見上げてみるのもいいですね。

 

2022年12月7日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より