9月23日から二十四節気は秋分です。
昼夜の時間が同じになる日です。(太陽が真東から出て真西に入ります。)
伊勢神宮の祭典・その他の行事
9月23日、24日
秋の神楽祭
神楽祭は神の恵みに感謝を捧げ、国民の平和を祈って行われる行事で、舞楽や神苑の神賑行事が拝観できます。
秋分の日に外宮と内宮の神楽殿において御神楽が奉奏され、22日~24日の3日間は、内宮神苑の特設舞台で舞楽が公開されます。
他にも、舞囃子・能楽など、全国各地の名流名家の奉納行事があります。
9月29日
神宮観月会
中秋の名月の夜に外宮勾玉池奉納舞台で行われる観月会。
全国から献詠いただいた短歌と俳句の秀作を披講し、舞楽を奏する雅やかな催しです。
9月30日
大祓
神嘗祭に先立ち、大宮司以下の神職と楽師を祓い清める儀式です。
10月1日
御酒殿祭
神嘗祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願し、あわせて全国の酒造業の繁栄をお祈りします。
内宮の御酒殿で執り行われます。
10月1日
神御衣奉職始祭
10月14日の神御衣祭に奉る和妙(絹布)は神服織機殿神社、荒妙(麻布)は神麻続機殿神社のそれぞれの八尋殿において奉織されます。
まず奉織始祭を執り行い、清く美しく織り上がるようにお祈りをささげるのです。
10月5日
御塩殿祭
神嘗祭を始め、全ての祭典にお供えする堅塩を焼き固める際のお祭りです。
あわせて全国の塩業関係者の繁栄をお祈りします。
10月2日
花の窟お綱かけ神事(熊野市)
有馬の氏子が中心となり、種々の季節の花々や扇子等を結びつけた約10mの三旒(みながれ)の幡形を日本一長いともいわれる約170mの大綱に吊します。
大綱の一端を岩窟上45m程の高さの御神体に、もう一端を境内南隅の松の御神木に渡します。
植物・自然
道端や人里に近い川岸、田のあぜ道などに群生する彼岸花が見頃を迎えます。
赤色の花を見かけることが多いですが、白や黄色のものもあります。
秋の風物詩の一つ金木犀(きんもくせい)。
小さなオレンジ色の花から甘い香りを漂い、秋の訪れを感じさせてくれます。
庭木としての他、公園や街路樹としても利用されています。
新米の季節です。
里芋やサツマイモ、伊勢芋など芋類が旬を迎えます。
鷹の一種であるサシバが伊良湖から神島へ渡る季節です。
2023年9月25日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より