9月23日から二十四節気は秋分です。
昼夜の時間が同じになる日です。太陽が真東から出て真西に入ります。
伊勢神宮の祭典・その他の行事
10月1日
御酒殿祭(みさかどのさい)
内宮神楽殿の東側にある御酒殿にて、神嘗祭の由貴大御饌(ゆきのおおみけ)にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願すると供に、全国の酒造業の繁栄をお祈りします。
神御衣奉織始祭(かんみそほうしょくはじめさい)
10月14日の神御衣祭に奉る和妙(にぎたえ・絹布)は神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)、荒妙(あらたえ・麻布)は神麻続機殿神社(かんおみはたどのじんじゃ)において奉織されます。まず奉織始祭を執り行い、清く美しく織り上がるようにお祈りをささげます。
10月5日
御塩殿祭(みしおどのさい)
10月5日~9日の5日間、御塩殿で荒塩を三角錐形の土器につめて焼き固めます。神嘗祭を始め、全ての祭典にお供えする堅塩を焼き固めるお祭りです。また、全国の塩業関係者の繁栄もお祈りします。
10月4日(旧暦9月9日)
重陽の節句
五節句のひとつで、別名「菊の節句」とも呼ばれています。邪気を払い長寿の効能があると考えられていた菊を用いて、この節句をお祝いする風習です。
菊は花には、邪気を払い寿命を延ばす力があると信じられており、菊の花びらを浮かべた「菊花酒」を飲みます。また、「菊の被せ綿(きせわた)」は、前夜に露よけの綿を菊の花にかぶせておき、当日に露と菊の香りが染み込んだ綿で顔を拭き邪気を払うと言われています。
植物・自然
伊勢芋
300年前から栽培されている三重県が原産地のとろろ芋で、「畑のうなぎ」とも呼ばれています。ゴツゴツした外見で、もっちりとした強い粘りとコクが特徴です。
おかげ横丁のすし久では、伊勢芋を使用したとろろが味わえます。
新米や秋サバ、さつまいもがおいしい季節です。
2022年9月26日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より