おかげ横丁では、伊勢神宮で毎年10月15日~17日にかけて行われる、神宮最大のお祭り「神嘗祭(かんなめさい)」に合わせて「恵みの市」を開催しています。

神嘗祭は「神様が新米を嘗める(食する)」祭典で、6月、12月の月次祭と合わせて三節祭と呼ばれています。
神が稲魂の宿る新米を食べると、さらに神の威力が増すと信じられてきました。

神嘗祭では、祭器具等を新調して、その年の穀物を始め数多くの御料を使用した特別なご馳走「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」を、夜10時と翌日の早朝2時の計2回、外宮の豊受大御神(とようけのおおみかみ)と、内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)に奉ります。その後、正午には勅使を迎えて奉幣の儀が執り行われ、皇室の弥栄、五穀豊穣、国家の隆昌、ならびに国民の平安を祈願します。祭りは外宮、内宮に引き続き、25日まで別宮をはじめ、摂社、末社、所管社に至る全ての社で行われます。

恵みの市では、おかげさま(神恩感謝)の心(気持ち)を神宮の神様にお届けするため、日本全国の新穀や産物の奉納や神嘗祭のパネル展示、伊勢志摩を中心に生産者のこだわりの産物を集めた市が立ちます。