9月8日から二十四節気は白露です。
朝夕の冷えにより野草に露がつく季節です。
9月の別名は長月です。夜が長くなる日が由来と言われています。
伊勢神宮の祭典・その他の行事
9月19日
月夜見宮秋季大祭
外宮の別宮の一つである「月夜見宮」にて月夜見宮奉賛会主催の神恩感謝の大祭が開催され、神賑行事が行われます。
地元の人も参加をするのでとても賑やかに執り行われます。
9月22日~24日
秋の神楽祭
神恩に感謝を捧げ、国民の平和を祈って行われる行事で、舞楽や神苑の神賑行事が宇治橋を渡ったところで、拝観できます。
午前11時と午後2時には、内宮神苑の特設舞台で舞楽(振鉾(えんぶ)、迦陵頻(かりょうびん)、仁和楽(にんならく)、長慶子(ちょうけいし))が公開されます。
9月22日~24日
神宮茶室一般公開
宇治橋を渡ったところにあり、普段は公開されていない神宮茶室が一般公開されます。
「昭和最後の大茶人」と言われた松下幸之助が寄贈したものです。
9月9日
重陽の節句
五節句の1つで、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を楽しんだりして長寿や無病息災を祈願します。
9月10日
安乗人形芝居
400年の伝統をもつ安乗神社の祭礼です。
境内の舞台で安乗の有志により演じられる人形芝居です。
昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
9月16日
わらじ祭り
志摩市大王町波切で毎年9月の申の日に行われる祭りです。ダンダラボッチの民話が元になっていると言われています。
9日に半日掛でわらじを作り、11日には地元のこどもたちが稚児となってわらじを曳く「わらじ曳き神事」があり、海上の安全と大漁を祈願し、わらじを海へ流す「わらじ流し」が行われます。
昭和46年に県の無形文化財に指定されました。
植物・自然
上空5,000mにある水晶雲・鰯雲(うろこ雲)が見られます。
朝熊山で発見された「朝熊竜胆(あさまりんどう)」が出てきます。
10~15cmの小さい花で、紀伊半島以南、四国、九州に分布しています。
食物は、秋刀魚、蓮台寺柿、戻りガツオ、新そばが美味しい時期です。
畑のキャビアと呼ばれる「とんぶり」が旬を迎えます。採ってすぐ食べられるものでなく、加工して出荷されるまでには驚くほどの作業工程がありますが、嬉しい効能がたくさんある優秀な野菜です。
前に進んで引くことを知らないことから「勝ち虫」とも呼ばれとんぼが飛ぶ季節です。
江戸時代には、武具の文様に使われていました。
2023年9月8日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より