6月6日から二十四節気は芒種です。

稲などの「芒(のぎ)」のある穀物の植え付けの時期(6月6日~6月21)


伊勢神宮の祭典・その他の行事

6月15日
興玉神祭(おきたまのかみさい)

6月15日~25日
月次祭(つきなみさい)
6月の月次祭は、10月の神嘗祭・12月の月次祭と共に「三節祭(さんせいつさい)」と呼ばれる神宮の最も由緒深い祭典です。
祭典は、両正宮に続き別宮をはじめ摂社、末社、所管社に至る125社すべてのお社において行われます。

【豊受大神宮(外宮)】
15日 22時 由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)
16日 2時 由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)
由貴大御饌の儀では、神宮神田で清浄に栽培された新穀の御飯・御餅・神酒を始め、海の幸、山の幸など30品目をお供えします。

16日 12時 奉幣(ほうへい)
勅使をお迎えして奉幣の儀を奉仕します。

【皇大神宮(内宮)】
16日 22時 由貴夕大御饌
17日 2時 由貴朝大御饌
17日 12時 奉幣

6月16日
和菓子の日
江戸時代から続く行事で、当時は嘉祥(かじょう)と呼ばれ、宮中や幕府でも重要な儀式となり、特に幕府では、江戸城の大広間に2万個を超える菓子を並べ、将軍が大名・旗本へ下賜(かし)したそうです。明治時代になって廃れ、昭和54年(1979)に全国和菓子協会が「和菓子の日」としてよみがえらせました。


植物・自然

紫陽花(あじさい)
家に紫陽花を植えておくと小遣い銭に不自由しない。出入り口に植えておくとお金が貯まるなどの言い伝えがあります。
また、商売繁盛のご利益にあやかるため、昔は家の軒先に蜂の巣を吊るしておく習慣があったそうです。紫陽花の花びらのたくさん集まった様子が蜂の巣に似ていることから、夏至の頃に紫陽花の花を1本切って、逆さにして吊るすと災難除けになるとも言われています。

どんど花(ノハナショウブ)
5月下旬~6月上旬に色鮮やかで華麗な紫紺の花が咲き誇ります。
三重県明和町には、国の天然記念物に指定されているノハナショウブの群落があります。

ヤマモモ
志摩市では山のあちこちにヤマモモがたわわに実ります。
そのままでも味わえますが、ジャムやお酒にして楽しめます。

 

2022年6月6日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より