日時/令和6年1月1日(月・祝)、6(土)、7日(日)、14日(日)、21日(日)
場所/おかげ横丁一帯、おかげ横丁内「太鼓櫓」

※諸事情により内容が一部変更になる場合がございます。

お正月にふさわしい、縁起の良い郷土色豊かな伝統芸能が繰り広げられます。
三重県には古くから受け継がれた民俗芸能や文化財が数多く残されており、地域に根付く郷土芸能の数々が新しい年を祝い伊勢に集まります。
おかげ横丁ではこれらの行事を通して、ここに住む人々と伊勢を訪れる方々、そして郷土で伝統を受け継ぎ活躍するみなさまの交流の場として、特別なお正月の雰囲気を楽しんでいただいています。
めでたい新春のひとときをお過ごしください。


伊勢萬歳


正月に家々を訪問し、舞や歌でその家の繁栄を祈る「伊勢萬歳」。
戦前までは各地で行われていましが、今ではほとんど見られなくなった貴重な寿ぎ(ことほぎ)芸です。
現在、唯一伊勢萬歳師の名を持つ鈴鹿市の村田社中の方々に披露していただきます。

日時/令和6年1月1日(月・祝)9:30~
場所/おかげ横丁一帯 ※各店舗にて門付けを行います。


恵利原の早餅つき


志摩市磯部町恵利原地区に、江戸時代後期から伝わる楽しい餅つき。
囃子唄を歌いながら、1本の杵を2人が蝶のように舞いながら交互に取り合い、手入を交えて三者一体でつきます。
元々は、漁や農作業の忙しい時期に、短時間でたくさんの餅がつけないかという思いから始まったとされており、現在では、家を新築する際や地元の祝い事の場で披露されています。
つきあがったお餅は、お客さまにお振る舞いいたします。

日時/令和6年1月6日(土)12:00~、13:00~、14:00~
場所/おかげ横丁内「太鼓櫓」


入江和歌囃子/八幡獅子舞


昭和41年に結成以来、毎年元旦の津八幡宮の奉納演舞をはじめ、津まつりなど様々な行事へ参加し、伝統芸能の保存・継承に努めています。
「入江和歌囃子」は、入江町に伝わる踊りに馬鹿囃子とも言われる「神田囃子」の面白さを加味して明治時代に完成したもので、艶やかなお囃子に合わせておめでたい鯛を釣り上げる所望踊りをします。
「八幡獅子舞」は江戸時代初期の津八幡宮祭礼行列にはじまったとされており、祭礼行列そのままの金獅子として復活させ、門舞、そして本舞では獅子の勇猛な舞をご覧いただきます。
「八幡獅子舞」と「入江和歌囃子」は共に津市指定無形民俗文化財に指定されています。
日時/令和6年1月7日(日)13:00~、15:00~
場所/おかげ横丁内「太鼓櫓」


伊勢大神楽


獅子舞のルーツである「伊勢大神楽」は「代神楽」とも言われています。
江戸時代、伊勢地域に伝わる“御頭神事”に“放下”と呼ばれる曲芸を交え、伊勢神宮にお参り出来ない人のために諸国を巡り、神楽奉納の代役を務めたのが始まりです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

日時/令和6年1月14日(日)13:00~
場所/おかげ横丁内「太鼓櫓」 ※各店にて門付けを行います。


浜田大山車の舞獅子


四日市旧南濱田地区に伝わる舞獅子は諏訪神社の祭礼「四日市祭」で奉納された4両あった大山車(おおやま)の上で舞われていた獅子舞の一つです。
巨大な山車「大山車」の上や、氏子の家の前などで家内安全、商売繁盛を願って舞いました。その歴史は江戸期延宝年間(1673~81)まで遡ります。
舞獅子は北勢地域にみられる四山の獅子舞のうち箕田流の流れを汲むものですが、動きが敏速で力強い舞で、口取りの被り物が舞楽の楽人が着用するものであること、囃子に使用する太鼓が長胴の鋲打太鼓を使用することが特徴です。
また、かつては大山車という4層構造の巨大な山車の上で獅子が舞っていましたが、大山車の上で獅子が舞うことや、舞の奉納前に桜の造花の花納めをするのは、東海地方の車楽系の山車の影響とみられます。
地域の最大の行事である「四日市祭」の大山車の伝統を受け継いでいることに大きな存在価値があり、古例を示す貴重な民俗行事として平成20年(2008)に、四日市無形民俗文化財に指定されました。

日時/令和6年1月21日(日)13:00~
場所/おかげ横丁内「太鼓櫓」 ※各店にて門付けを行います。