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古来、朝熊岳金剛證寺には伊勢神宮参拝を終えた人が大勢お参りをしており、それに伴って何本もの巡礼道が形成されました。
今では古道となった各巡礼道沿いには町石と呼ばれる古い石造物が多く残されています。
町石とは1町(109m)ごとに置かれているもので、主に道しるべ、距離の目安という目的で設置されていました。

今回紹介する宇治岳道にも、宇治橋から金剛證寺までの間に60基の町石が存在したとされます。現在も道中には多くが残されていますが、近代の道路改修などで失われたものもあり、順番、町石間の距離は当時とは大き
く異なります。中には元禄年間(1688年~1704年)の元号が残るものもあります。

 

宇治岳道の登山道(橙色の線)
おかげ横丁から朝熊ヶ岳に至る、約6kmの道のりです。おかげ横丁正面入り口前の新橋から朝熊ヶ岳までの往復約12㎞の歩き旅を紹介します。
宇治岳道は、伊勢志摩スカイラインが開通した昭和39年まで乗り合いバス(宇治橋前~金剛證寺)が走っていました。そのため、道幅は比較的広くなっています。伊勢志摩スカイラインが開通してからはこの道を通って金剛證寺にお参りする人も徐々に減りましたが、現在では登山者がこの道を楽しんでいます。おかげ横丁から朝熊ヶ岳山頂まで登りは約3時間、下りは約2時間です。

 

 

朝熊岳道の登山道は往復約12㎞、所要時間約5時間…。
「そんなに歩けない!」という方も大丈夫です!朝熊山には伊勢志摩スカイライン(有料)が通じており、車でも気軽に山頂の絶景を楽しめます。所要時間は市営駐車場から朝熊山頂駐車場まで約20分です。
(市営駐車場は周辺に多数ありますので、駐車場の場所によっては数分の差があります。)

朝熊山頂駐車場からは、伊勢平野から鳥羽の島々、遠くは愛知県の知多半島、渥美半島まで見渡せます。
空気が澄んでいる日には南アルプスや御嶽といった高い山が見え、かなり運が良ければ富士山が見えることもあります!駐車場には今話題の「天空のポスト」、足湯、売店、遊歩道があり、伊勢志摩の雄大な自然を堪能できます。山頂は寒く、風も強いので、防寒具はご持参ください。

 

今号の話題に取り上げた朝熊山の北麓には、冬の寒い期間のみ生産される作物があります。
それは「朝熊小菜(あさまこな)」です。アブラナ科に属する野菜で、その名の通り伊勢の朝熊山麓のみで生産されています。おかげ横丁では、つけもの屋さんの傳兵衛で朝熊小菜の漬物を味わうことができます。
また、すし久では2月1日の朝粥にも使われています。この季節ならではの伊勢の恵みはいかがですか。

 

 

みなさま、新年の準備はおすすみでしょうか?
おかげ横丁ではお正月のことはじめ「おかげ横丁 歳の市」を開催いたします。
この催しでは、しめ縄の販売のほか、しめ縄づくり、もち花づくりなど、伊勢の
昔からの風習や文化について触れることができます。

古来 伊勢、南勢地域では家の中に邪悪が入り込むことを防ぐと伝わる
「蘇民将来子孫門」のしめ縄の他、笑門などのしめ縄などがあります。

来る年がより明るく、幸せに満ち溢れる願いを込め、伊勢のしめ縄を飾ってみませんか。

日 時/令和3年12月11日(土)~12月28日(火)10:00~17:00(催しによっては異なります)
場 所/おかげ横丁一帯

 

 

絵とめぐる朝熊山の旅はいかがでしたでしょうか?本格的に寒くなる時期となりますが、雪がほとんど降らない
伊勢の地はこの時期ならではの綺麗な空、澄んだ空気、そして美味しいものや情緒漂う行事があります。
新たな一年への祈りを込め、冬の伊勢路を旅してみませんか。

参考文献 『伊勢街道 朝熊岳道・二見道・磯部道・青峰道・鳥羽道』 三重県教育委員会 編集』