二十四節気は12月7日から大雪、12月22日からは冬至です。
大雪は、暖かい地方でも雪がつらつくころです。2025年は例年より早く初冠雪されています。
冬至は、一年で一番昼が短く、寒さが本格的になります。
伊勢神宮の祭典・その他の行事
12月15日~25日
月次祭(つきなみさい)
神宮で最も大切な催事である三節祭のひとつで、由貴大御饌(ゆきのおおみけ)を神様に奉り皇室の弥栄、国家の安泰、国民の安寧を祈ります。
午後10時と午前2時に寒い中粛々と行われます。
12月31日
大祓
五十鈴川右岸の祓所において大宮司以下神職、楽師を祓います。
1月1日
歳旦祭(さいたんさい)
新しい年を祝い、皇室の弥栄・五穀の豊穣・国家の隆昌・国民の平安を祈ります。
1月3日
元始祭(げんしさい)
宮中において天皇陛下が皇位の元始をお祭りするのにあわせ、皇位の恙なきを祈ります。
12月8日
針供養
最近は針を使用することが少なくなっていますが、こんにゃくや豆腐に使えなくなった針を刺して供養する日です。
豆腐やこんにゃくに針を刺しながら、「長い間ありがとうございました」と感謝と供養を行います。
12月13日
正月事始め・すす払い・松迎え
この日からす正月準備を少しずつ始めます。
正月とはそもそも年神様を祀るための行事です。
12月24日
伊勢太神楽
伊勢大神楽講社の全5社中が一年の旅を終え、桑名市にある増田神社にて総舞奉納を行います。
国の重要無形民俗文化財に指定されている桑名市の伊勢大神楽と伊勢市の御頭神事がユネスコ無形文化遺産登録を目指す新たな候補として選ばれました。

植物・自然
松竹梅
慶事・吉祥のシンボルとして松・竹・梅を組み合わせたもので、祝い事の席や、引出物などの意匠にも使われています。

冬至
昼が一番短い日で、陰が極まり陽に向かう日で「一陽来復」と言われています。
小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」を食べたり、冬至風呂(柚子湯)に入ったり、地方によって様々な風習が現在も残っています。
冬至風呂は、伊勢出身の江戸の風呂屋が始めたとも言われています。
日本だけでなく中国やヨーロッパでも冬至を一年の始まりとする風習があります。

熊(4~5ヶ月飲まず食わず)やハリネズミ、ジリス(ドングリなどを蓄え齧る)、コウモリ、亀、ヘビなどが冬眠します。
日本原産とされる椿や中国経由で入ってきた水仙、シクラメンなどが見頃を迎えます。
寒くなってきたので汁ものや鍋物が恋しくなる季節です。
鏡餅には代々続くという意味から縁起物として用いられる橙か飾られます。
2025年12月8日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より






