二十四節気は12月7日から大雪、12月21日からは冬至です。
大雪は暖かい地方でも雪がちらつくころです。
冬至は一年で一番昼が短く、寒さが本格化します。
伊勢神宮の祭典・その他の行事
12月15日~25日
月次祭(つきなみさい)
神宮で最も大切な催事である三節祭のひとつで、由貴大御饌(ゆきのおおみけ)を神様に奉り皇室の弥栄、国家の安泰、国民の安寧を祈ります。
12月31日
大祓
五十鈴川右岸の祓所において大宮司以下神職、楽師を祓います。
1月1日
歳旦祭(さいたんさい)
新しい年を祝い、皇室の弥栄・五穀の豊穣・国家の隆昌・国民の平安を祈ります。
1月3日
元始祭(げんしさい)
宮中において天皇陛下が皇位の元始をお祭りするのにあわせ、皇位の恙なきを祈ります。
12月8日
針供養
こんにゃくや豆腐に使えなくなった針を刺して供養します。
豆腐やこんにゃくに針を刺しながら、「長い間ありがとうございました」と感謝と供養を行います。
12月13日
正月事始め・すす払い・松迎え
この日からす正月準備を少しずつ始めます。
正月とはそもそも年神様を祀るための行事です。
12月24日
伊勢太神楽
伊勢大神楽講社の全5社中が一年の旅を終え、桑名市にある増田神社にて総舞奉納を行います。
植物・自然
松竹梅
慶事・吉祥のシンボルとして松・竹・梅を組み合わせたもので、祝い事の席や、引出物などの意匠にも使われています。
冬至
昼が一番短い日で、陰が極まり陽に向かう日で「一陽来復」と言われています。
小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」を食べたり、柚子湯に入ったり、地方によって様々な風習が現在も残っています。
熊(4~5ヶ月飲まず食わず)やハリネズミ、ジリス(ドングリなどを蓄え齧る)、コウモリ、亀、ヘビなどが冬眠します。
日本原産とされる椿や中国経由で入ってきた水仙、シクラメンなどが見頃を迎えます。
水仙が草全体に毒があり死亡することがあるので、気を付けてください。
汁もの(かす汁、のっぺい汁、けんちん汁、根深汁など)、や鍋物(鍋焼きうどん、アンコウ鍋、寄鍋、桜鍋など)がおいしい季節です。
2024年12月7日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より