二十四節気は7月6日から小暑、7月22日からは大暑です。

立夏は、本格的な暑さがやってくる頃です。

小満は、一年一番暑さが厳しい頃です。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

7月6日
菅島 しろんご祭り
しろんご祭りは三重県鳥羽市の菅島で受け継がれている海女の伝統行事です。この祭が行われる「しろんご浜」は、一年を通じて禁漁区ですが、この日のみ漁が許され、ホラ貝の合図で島中の海女たちが、一斉に雌雄一対のアワビを獲るために競い合います。この雌雄一対のアワビは吉兆をもたらす「まねきアワビ」信じられ、島の守り神とされる白髭神社に供えられます。

7月7日
七夕
日本以外では、中国、韓国、ベトナムでも行われている行事です。
現在の中国では「織姫と彦星が年に一度だけ会うことを許された日」ということで、七夕がバレンタイン化しています。また、韓国では、雨が降ると2人が無事会うことができて嬉し涙を流しているため「雨が降ること」を願うそうです。
様々な七夕があって面白いですね。

7月13日、14日
松阪祇園祭
松阪祇園まつりは、初午(はつうま)大祭」(2月)、「氏郷(うじさと)祭り」(11月)と並ぶ松阪三大祭りの一つです。
八雲神社(松阪市日野町)、松阪神社(同市殿町)、御厨(みくりや)神社(同市本町)の3神社からみこしが繰り出し、市中心部の商店街などを勇壮に練り歩きます。

7月24日
土用の丑
土用とは、「季節の変わり目の約18日間」のことで、夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前の年4回あります。丑の日とは、日にちを十二支で数えたとき、丑に該当する日のことです。
今年の「土用の丑の日」は7月24日です。この日には、うなぎなど「う」の付くものを食べて暑さを乗り切る習慣があります。
おかげ横丁でもうなぎ料理を提供しているお店があります。

8月1日
八朔参宮のお水汲み
伊勢では、旧暦の8月1日(八朔の日)に五十鈴川のお水を汲み、内宮域内に鎮座する瀧祭神にお参りし、そのお水を自宅の神棚に供える風習があります。この風習は、一年の無病息災や家内安全を願うものとされています。


植物・自然


2000年前の蓮の種から花を咲かせた大賀蓮が有名です。
この辺りでは、二見町の「民話の駅 蘇民」、玉城町の「田丸城のお堀」で見ることができます。


中国では、昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物として親しまれています。日本でも邪気を祓う力があると考えられており、3月3日の桃の節句では、健やかな成長を祈る行事です。他にも「桃太郎」も有名です。

トカゲ
トカゲを見るといいことがあると言われています。
龍の遣いとして扱われることもあり、「お金が貯まる」「幸運が舞い込む」と伝わります。

夕立が降り、雷が鳴るころです。

 

2024年7月6日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より