9月8日から二十四節気は白露です。
朝夕の冷えにより野草に露がつく季節です。
伊勢神宮の祭典・その他の行事
9月10日
神宮観月会
十五夜の月を愛でながら全国から募集した短歌と俳句の優秀作を披講し、神楽を奉納します。外宮の勾玉池の舞台で行われる予定です。
9月22日~24日
秋の神楽祭・神宮茶室公開
春と秋に神宮雅楽を一般に公開し、多くの神賑行事が奉納される催しです。これに併せ、神宮茶室の公開もあります。
残念ながら令和4年度は中止となりました。
9月9日
重陽の節句
あまり馴染みがない節句ですが、五節句の一つで「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願います。
9月10日
安乗人形芝居(志摩市)
昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
安乗神社の境内の広場に建てられた専用の舞台で演じられる人形芝居です。
安乗中学校の生徒が「鎌倉三代記」、安乗人形芝居保存会による「壷坂観音霊験記」「傾城阿波の鳴門」などの上演を予定しています。
植物・自然
9月10日
彼岸潮 大潮 陰暦8月15日
地球と月と太陽が一直線に並ぶので潮の干満が最大になり、潮止まりの数十分間、海が止まったように静まり返ります。
田んぼの畔には彼岸花が赤い花を咲かせ、薄や竜胆が見頃を迎えます。また、朝熊山で発見され紀伊半島と四国の一部の霧のかかるところにだけ育つ朝熊竜胆も咲き始めます。竜胆よりやや小ぶりの花です。
食物は、秋刀魚や桃、柿、松茸、栗、芋などが美味しい時期です。
9月10日
中秋の名月
薄や月見団子を備えてお月見をします。今年は満月が望めそうです。
その頃の月を小望月(9日)、望月(中秋の名月・10日)、十六夜(11日)、立待月(12日)、居待月(13日)、臥待月(14日)、更待月(15日)と呼びます。
2022年9月8日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より