冬の訪れを感じさせる11月の風景を紹介します。
新米
おかげ横丁では、その年に収穫された新米などの新穀を神様に奉納し、五穀豊穣への感謝を示す新嘗祭が終わってから新米に代わります。これは、新嘗祭が終わるまで新米を口にするのを慎む風習があったためです。
野あそび棚では、熱がじっくり伝わる土鍋で炊いたご飯が味わえます。土鍋で炊いたご飯はふっくらもっちりしていて、香り高いのが特徴です。

新そば
団五郎茶屋のそばが新そばに代わります。
薄くみどりがかった色味と、風味豊かな香りと味わいが特徴で、そばが持つ美味しさをたっぷりと堪能することができます。
ざるそばで味わうことで、そば本来の風味をより堪能できます。

蓮台寺柿
伊勢神宮の外宮と内宮を結ぶ御木本(みきもと)道路沿いの蓮台寺柿が色付きます。
およそ300年前から栽培されていて、伊勢市の天然記念物にもなっています。渋柿ですが、炭酸を使って渋抜きをしてから店頭に並ぶので、そのまま食べられます。水っぽさがなくねっとりとした食感が特徴です。また、完熟したものを地元では「づくし」と呼んでいます。

神恩感謝 三重新酒祭
伊勢神宮では、毎年11月23日に新嘗祭(にいなめさい)が執り行われます。おかげ横丁では、今年の収穫に感謝して新酒を奉納し、皆様にご披露する直会の宴を開催しています。
秋に収穫した新米で仕込んだ新酒を存分に楽しめる機会に多くの方が集まり、お猪口片手に夜の町並みを楽しみます。
新酒は、熟成が進んでいないため、若々しくみずみずしい味わいが特徴です。また、火入れを行っていない「生酒」の提供もあります。
おかげ横丁の季節の料理共にお楽しみください。







