11月22日から二十四節気は小雪です。

いよいよ寒い季節がやっていました。
北国では雪がちらつく頃です。


伊勢神宮の祭典・その他の行事

11月23日~29日
新嘗祭(にいなめさい)
天皇陛下が皇居においてその年に収穫した新穀などを天神地祇に捧げ、感謝の報告を行い、神から贈り物として自らも食します。

12月1日
御酒殿祭(みさかどのさい)
12月の月次祭にお供えする御料酒が麗しく醸造出来るように祈ると同時に全国酒造業者の繁栄を願いします。

11月1日
芝居の正月
江戸時代の芝居小屋の役者の雇用は11月1日~10月。
11月1日からは新しい役者の顔ぶれを客に見せる重要な興行時期です。顔見世興行とも言われています。現在は10月に名古屋御園座、11月に東京歌舞伎座、12月に京都南座で行われます。
霜月神楽では、全国各地に農村でお神楽が盛んにおこなわれていました。九州の高千穂神楽が有名です。


植物・自然

冬の初めに吹く北風「木枯し」が吹き始める季節です。
一見地味な花だが天狗の団扇という別名もある「八つ手の花」が見頃を迎えます。
伊勢湾沿いの海岸でよく見られるゆりかもめが渡ってきます。赤いくちばしに赤い足が特徴です。
空気が澄んだ夜空に冬の星が綺麗に輝きます。

 

2023年11月22日
公益財団法人伊勢文化会議所 五十鈴塾 季節の講話より